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一級建築士事務所 有限会社伊藤寛アトリエ

所在地:神奈川県川崎市多摩区生田8-29-13
事務所登録:神奈川県第14198号(設立1988年)
管理建築士:一級建築士大臣登録第191988号 伊藤寛

 


|日常に目を向けたデザイン|

空間の質というのは、私達の日々の暮らしに大きな影響を及ぼします。そうした空間の質を左右する仕事に携れるのは楽しいことです。特に住宅は、美術館や音楽ホールのような非日常的な刺激を受けるものと違って、毎日繰り返される何でもない日常のための器です。そうした部分に目を向け、発見していくことが重要だと考えています。毎日の気持ちをフレッシュにするために、建築のデザインは役に立てると信じています。


|ウソのない建築、ウソのない素材|

「安全で快適な建築」をつくること。それに正面から応えていきたいと思います。デザインの上からも、材料の選定の上からもウソのないものであることが必要です。私は杉や桧やさわらといった比較的柔らかな木を使います。また、土壁や漆喰などの左官で仕上げることが多いです。空気を多く含んだそれら柔らかい材料は、調湿性に富み、室内の空気を快適にしてくれます。気密性が高まった今日の建築では、材料から人体に有害な物質を出さないものであることは極めて重要です。また、年数が経過したとき、木や土や漆喰の表情は美しく変化していきます。建築を暮らしの中で竣工時より美しいものにしていくために、こうした材料は無限の力を貸してくれます。


|過去をつなぐ、人をつなぐ、自然をつなぐ|

私は近年出現してきた新しいものでは無く、何百年と繰り返されてきた材料や工法を使いたいと思っています。それは、長い実績があり今後何百年先にも確実に存在しているであろう木や土や石や石灰の二次製品である漆喰などです。私たちのごく身近にある容易に調達し加工出来るそうした決して特殊ではない物を使って、美しい建築をつくる事。それは私の1つのチャレンジです。木や土や石は材ごとに癖やばらつきがあり、表情も多様で、色も複雑で深い。そうした物を使うおもしろさは、もともと人間の都合のために生まれてきたものではない物の力を建築家の素型に付加する事に他ならないと思います。また、それらの扱いを熟知している職人の技術や鍛え抜かれた目がどうしても必要になります。過去をつなぎ、人をつなぎ、人と自然をつなぐこと。これは地球との付き合い方を改めて確認していきたいという、ささやかな実験でもあります。そうしてできる建築の表現はきっと、建築家の夢想する純粋な美学にもう1つ別の広がりを与えてくれます。

伊藤寛プロフィール

1956
1979
1979~82

1982~84

1986~87



1988~

長野県生まれ
神奈川大学工学部建築学科卒業
一級建築士事務所
長谷川敬アトリエ勤務
一級建築士事務所
小宮山昭+アトリエR勤務
ロータリー財団奨学金を得て
ミラノ工科大学留学
建築家マルコ・ザヌーソーの
指導を受ける
早稲田大学大学院修士課程修了
伊藤寛アトリエ設立
現在
京都造形芸術大学 大学院教授
武蔵野美術大学非常勤講師
所属団体:
日本建築家協会JIA神奈川副代表

コンペ・賞歴

1989



2002

2005
2006


2010

名古屋デザイン博覧会
「建築YATAI」国際コンペ金賞
(アルド・ロッシを審査員長に
 迎えたフォリーのデザイン)
青森市北国型集合住宅
国際コンペ審査員特別賞
東京建築士会住宅建築賞
神奈川建築コンクール最優秀賞
あたたかな住空間コンペ
キッチン部門最優秀賞
逗子市第一運動公園再整備
公募型プロポーザルコンペ最優秀賞